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Gemini の社内研修は、毎週使うアプリ1つから始める

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Google Workspace を契約している会社では、Gmail や Google ドキュメントの画面から Gemini を使えます。ところが、使える状態になっても、社員が自分から使い始めるとは限りません。何を、どの順番で教えればよいのか分からない研修担当者は多いはずです。この記事は、Gemini の社内研修をどう組み、どう開くかに答えます。

Gemini の社内研修は、社員が毎週開いているアプリを1つ選び、その中の1つの仕事を研修の場で終わらせるところから始めます。Gemini は Google が出している生成AI(文章や表を、指示に合わせて作るAI)です。機能の説明から入ると、研修のあとに使う場面が思い浮かびません。弊社の生成AI研修 Qu では、会社の仕事に合わせて使うツールを決め、研修を組みます。2026年10月時点で、使える機能は契約の種類や管理者の設定で変わります。研修の前に、必ず管理者に確認してください。

先に決める4つ

研修の前に、次の4つを決めます。

  • 管理者の設定
    • 研修に出る社員全員が、Gemini を使える状態かを確かめる
    • 使えない社員がいると、その人だけ当日の手が止まる
  • 教えるアプリ
    • 最初は1つか2つに絞る
    • 全部を一度に教えると、どれも身につかない
  • 入力してよい情報
    • 顧客の個人情報や未公開の数字を入れてよいかを、先に決めておく
    • 決まっていなければ、研修では架空のデータだけを使う
  • 研修の終わりの姿

アプリごとの題材

最初の題材は、社員が毎週やっている仕事から選びます。下の表は、アプリごとの例です。

アプリ最初の題材研修で確かめること
Gmail取引先への返信文の下書き宛先と日付が合っているか
Google ドキュメント会議メモからの報告書の下書き事実と違う文が入っていないか
Google スプレッドシート表の列の整理や、集計のやり方の相談結果の数字が元の表と合うか
Google Meet会議の要点のまとめ決まったことが抜けていないか

Google Meet など一部の機能は、契約の種類によって使えないことがあります。使えない機能は表から外し、使えるものだけで題材を組みます。

当日の進め方

1日の研修なら、次の順に進めます。時間割の組み方は生成AI研修の時間割の例 半日3時間と1日6時間の組み方(新しいタブで開きます)で書いています。

  1. 講師が、題材の仕事を1つ実演する。指示を書き、出てきた答えを直すところまで見せる
  2. 参加者が、同じ題材を自分の手で試す。指示は短くてよい
  3. 出てきた答えのどこが違うかを、隣の人と見つけ合う
  4. 指示を書き直し、もう一度作らせる。直す前と後を並べて見る
  5. 自分の仕事の題材を1つ選び、その場で下書きを作る
  6. 作った下書きを、実際の仕事で使う前提で直して終える

3のように、間違いを見つける時間を必ず入れます。生成AIは、もっともらしい文章で事実と違うことを書くことがあり、この癖は説明を聞くより、自分で間違いを見つけたほうが残ります。

社内ルールの決め方

研修の最後に、A4の1枚で足りる短いルールを配ります。ルールには次の2つを入れます。

  • 入力してよい情報
    • 入れてよいものと、入れてはいけないものを、具体的な名前で書く
    • 例として、顧客名と契約金額は入れない、と書く
  • 使ったあとの確認
    • 外に出す文章は、必ず人が読んでから出す
    • 数字と日付は、元の資料と見比べる

ルールが長いと、現場で読まれません。ガイドラインの作り方は、HP の記事社内生成AIガイドラインの作り方。A4一枚で足りる理由(新しいタブで開きます)で説明しています。

研修のあとの定着

研修の翌週から、使われているかを確かめます。確かめる項目は、次の3つで十分です。

  • 使った人の数
    • 管理者の画面や、社員への短い質問で確認する
  • 使った仕事の種類
    • 返信文なのか、報告書なのかを集める
  • 困っていること
    • 出てきた困りごとは、次の週の15分の勉強会の題材にする

数字の集め方は研修が「やった気」で終わる理由と、毎週3つの数字で防ぐ方法(新しいタブで開きます)に書いています。

自社だけで研修を開くのが難しいときは、弊社に相談することもできます。弊社の法人向け研修は、社員全員で受ける単発のワークショップから、毎週の定例まで、4つの形があり、まずは無料の実演デモから見られます。