生成AIワークショップを社内で開く準備は、開催の1か月前に「何ができる状態で終えるか」を1文で決めることから始まります。そのうえで参加者、会場と機材、社内ルール、当日の進行役を順に決めます。Qu(ストリックランドの生成AI研修)の法人向けワークショップも、同じ順で準備します。この記事は、担当者が開催までに決めることと、弊社のワークショップで何が用意されているかを説明するものです。2026年10月時点の内容です。
開催の準備は、何から決めればよいですか
最初に決めるのは、終わったときの参加者の姿です。「AIに慣れる」では、終わったあとに確かめられません。
自社の仕事の言葉で、1文にします。たとえば「営業担当者が、議事録の下書きをAIに作らせて自分で直せる」です。誰が、何を、どこまでできるかを入れます。
この1文が、残りの準備の物差しになります。参加者の選び方も、持ち込む資料も、この1文に合うかで決まります。開催後に何を見るかは、研修が「やった気」で終わる理由と、毎週3つの数字で防ぐ方法(新しいタブで開きます)に書きました。
参加者は、全員にするか絞るかをどう決めますか
仕事で使う場面がある人を、先に書き出します。使う場面のない人を混ぜると、何を試せばよいか分からなくなるからです。
弊社のワークショップは、社員全員を対象にした形です。全員に同じ基礎知識を持たせたいときに向きます。一方で、特定の部署の仕事に絞りたいときは、人数を絞った別の形を選びます。
絞るときの手順は次のとおりです。
- 目的の1文に出てくる仕事を、担当している人を書き出す
- その人たちのAIの経験を、短い質問で確かめる
- 経験の差が大きければ、部屋か班を分ける
- 管理職には、参加枠とは別に見学の席を用意する
会場と機材では、何を前日までに確かめますか
つまずきやすいのは、通信とアカウントです。生成AIは、入力した文章を外のサーバーへ送り、答えを受け取る仕組みです。通信が切れると、その場では何もできません。
| 確かめること | 見るところ | 足りないときの手当て |
|---|---|---|
| 通信 | 全員が同時につないでも切れないか | 有線や別の回線を用意する |
| アカウント | 全員が事前にログインできるか | 前日までに、ログインだけ済ませてもらう |
| 画面 | 最後列から進行役の画面が読めるか | 大きな画面を足す |
| 端末 | 会社の端末か、私物か | 私物なら使える範囲を先に伝える |
ログインの確認は、当日の冒頭に回さないでください。冒頭に回すと開始が遅れ、あとの時間が削られます。
社内ルールは、どこまで決めてから開きますか
入力してよい情報の線だけは、開催の前に決めます。当日に最初に出る質問は、たいてい「これを入れてもよいですか」だからです。
文章にして配るものは、次の4つです。
- 入力してはいけない情報の種類(顧客の名前、契約の内容、社外秘の資料など)
- 使ってよいAIのサービスと、そのアカウント
- AIが作った文章を、外に出す前に確かめる人
- 困ったときの社内の相談先
弊社は、AIにさせる範囲を口頭の指示ではなく設定で決めています。AIのアカウントに許しているのは、下書きを作ることと読むことだけで、投稿のボタンは人が押します。口約束は急ぐときに破られますが、設定で止めておけば、誰が使っても同じ線が守られます。
外へ出る文は、会社として出してよいかを、機械の判定(Jev)で点検し、公開の前には人が読んで分かる言葉かも確かめます。研修で使うルールも、この二段の確認を参考にできます。
進行役は、社内の人と外部の人のどちらが向きますか
操作に詳しいだけでは足りません。参加者の質問を、仕事の言葉に直せる人が向きます。
社内の人が務めると、社内の事情をよく知っています。外部の人が務めると、社内の力関係に左右されず、率直に進められます。どちらでも、当日の質問を受ける担当者は社内に1人置いてください。
外部に頼むなら、開催後の質問にどこまで答えてもらえるかを、発注の前に確かめます。確かめる点は、生成AI研修のサポート体制を、発注前に確かめる6つの問い(新しいタブで開きます)にまとめました。
準備を自社だけで進めるのが難しいとき、弊社に何を任せられますか
弊社の法人向けワークショップは、社員全員が対象で、1回3時間です。単発で1〜2日の開催になります。参考価格は税抜30万円からです。
次の2つは、準備の手間を減らせる点です。
- 全プランに、弊社のオリジナルカリキュラム「Qu-bis」が付く。研修で使う教材を、自社で一から用意しなくてよい
- 分割や月額の支払いに対応している。予算を一度に確保できなくても進められる
一度の開催では定着しないと考えるなら、1社毎週定例があります。週1回の全体ミーティングを2か月続ける形で、参考価格は税抜60万円からです。ワークショップで始め、定例に移る進め方もできます。
人材開発支援助成金の対象になり得ます。ただし、支給は保証されません。賃金に対する助成は、負担に含めて考えないでください。対象は雇用保険の被保険者です。申請は社会保険労務士にご相談ください。
次にやることは1つです。まず、無料の実演デモを見てください。自社の仕事に合う内容か、進め方が合うかを、決める前に確かめられます。