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AIの間違いは種類を分けてから直すと、研修で教える手順を解説

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AIが間違えると、受講者はまず指示を書き直そうとします。しかし、間違いの原因が指示にあるとは限りません。この記事は、間違いの種類を分けてから直す方法を、研修でどう教えるかに答えます。

答えは、間違いを3つの種類に分け、種類ごとに直す場所を決めて教えることです。前提を知らなかった間違いは、参考資料とルールの文書を直します。間違いを成功と判断した場合に直すのは、確認の基準です。危険な操作だった場合は、権限と実行前の検査が直す場所になります。研修では、この分け方を最初に受講者へ渡すとよいです。

直す場所は種類で決まる

ある記事では、AIの間違いを種類で分け、種類ごとに直す場所を変える整理が示されています。ここでいう直す場所とは、AIに渡している文書や設定のことです。

たとえば、AIが社内の言葉を知らなくて間違えたなら、直すのは参考資料です。答えを手で直しても、次の仕事で同じ間違いが出ます。そこで研修では、間違いを見たらすぐ直さず、先に「これはどの種類か」と問う習慣を教えます。

見分け方と直す場所

種類見分け方直す場所
前提を知らなかった会社の決まりや用語を知っていれば防げた参考資料とルールの文書
間違いを成功と判断したAIが「できました」と答えたが、実際は違った確認の基準
危険な操作をした消す、送る、公開するなど、戻せない操作だった権限と実行前の検査

用語を1つずつ説明します。参考資料とは、AIに最初に読ませる社内の説明書きです。確認の基準とは、何ができていれば完成とみなすかを書いた項目です。権限とは、AIが触ってよいファイルや操作の範囲を決める設定です。実行前の検査とは、操作の直前に自動で止めて、内容を確かめる仕組みです。

研修での教え方

研修では、受講者が自分の仕事で起きた間違いを使って練習します。教科書の例より、自分の仕事の例のほうが、どの文書を直せばよいかを具体的に考えられるからです。進め方は次の4段階です。

  1. 受講者に、最近のAIの間違いを1つ持ってきてもらう
  2. その間違いが上の表のどの種類かを、理由と一緒に1行で書いてもらう
  3. 直す場所を1か所だけ選び、何を足すかを書いてもらう
  4. 同じ仕事をAIにもう一度頼み、間違いが消えたかを見る

迷う間違いも出ます。たとえばAIが古い資料を読んで間違え、しかも「正しいです」と答えた場合です。前提と成功の判断の両方にまたがります。どちらを先に直すかは、研修の場で話し合ってもらうとよいです。戻せない操作に近い方を先にする、という考え方もあります。

弊社の1on1型短期集中研修は、5名まで、専属講師が1対1で進める2か月の研修です。2026年10月時点の参考価格は、税抜120万円からです。この形なら、一人ずつが持ち込んだ間違いを、講師と並んで分類できます。人数が多いワークショップなら、分類の理由を隣の人と読み合う進め方が合います。

場所を間違えると起きること

なぜ直す場所の区別が会社に要るのでしょうか。理由は、場所がずれると同じ間違いが何度も起きるからです。気づいた担当者が、毎回手で直すことになります。直す手間が会社の中に残り続けます。

危険な操作を例にします。消す操作を止めたいのに、参考資料へ注意書きを足して終わらせたとします。AIはその操作ができる状態のままです。止めたいなら、権限で消せない設定にします。操作の前に自動で止める検査を足す方法もあります。実行の前に止める考え方は、実行のあとで確かめる場合と、実行の前に止める場合(新しいタブで開きます)で詳しく扱っています。

逆の例もあります。成功の判断が甘いだけなのに、参考資料へ説明を足し続けると、文書が長くなるだけです。この場合に必要なのは、何ができていれば完成かを書いた確認の基準です。基準の書き方は、「気をつけて」を確認できる行に直す(新しいタブで開きます)が参考になります。

明日の一手

明日できることは1つです。社内で出たAIの間違いを3つ集め、それぞれに上の表の種類を1つ付けます。そのうえで、直す場所にあたる文書か設定を開き、1行だけ足します。

足した1行で同じ間違いが止まれば、分け方が合っていたと分かります。止まらなければ、種類の見立てを変えて、別の場所を直します。この繰り返しを、受講者自身ができるようにすることが、研修の目標です。