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Copilotの決めごとは、使うアカウントと共有設定の2つを研修で教える

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Copilot を全社に配ったあと、社員に何を決めごととして伝えればよいか迷う場面があります。決めごとが多いと社員は覚えきれず、少ないと見せたくない情報が見えてしまいます。この記事が答えるのは、Copilot(Microsoft 365 に入っている生成AI)を使うときの決めごとを、研修でどう伝えるかです。

弊社ストリックランドは、決めごとを2つに絞って、研修の最初に教えることをすすめます。1つ目は、会社のアカウントでだけ使うことです。2つ目は、使う前に共有設定を点検することです。2026年10月時点の、弊社の判断として書きます。

決めごとは2つに絞る

決めごとを10個、20個と並べた資料を配っても、研修のあとに思い出せる人は少なくなります。そこで、守らなかったときの影響が大きいものだけを選びます。

Copilot では、影響が大きいのは次の2点です。

  • 個人のアカウントに会社の情報を入れること
    • 入れた情報は、会社が管理できない場所に残る
  • 共有設定が緩いまま使うこと
    • 本人に見せるつもりのなかった資料が、Copilot の答えに出る

細かい注意は、この2つを覚えてもらったあとに足します。

アカウントの決めごとの教え方

「会社のアカウントでだけ使う」と口で言うだけでは、画面の違いが分かりません。研修では、ログインしている画面を実際に見てもらいます。

  • 会社のアカウントでログインした画面を見せる
    • 右上に表示される自分のメールアドレスを確かめる
  • 個人のアカウントの画面も見せる
    • 見た目が似ていて、間違えやすいことを伝える
  • 受講者に、いま自分がどちらで入っているかを言ってもらう

決めごとの文は短くします。「個人のアカウントに、会社の情報を入れない」の1文で足りるので、理由も1文だけ添えます。個人のアカウントに入れた情報は、会社が守れないからです。

共有設定の決めごとの教え方

Copilot が読める範囲は、使う本人の権限と同じです。本人が開ける資料なら、Copilot は読んで答えに使えます。

ここで問題になるのは、共有設定が緩い資料です。たとえば、人事の資料を「社内の全員が見られる」設定のまま置いているとします。本人は存在を知らなくても、Copilot に聞くと答えに出ることがあります。Copilot が情報を漏らしたのではなく、もとの共有設定が広すぎたのです。

この決めごとは、受講者に守らせるものではありません。会社の側が、研修の前に点検するものです。

決めごと研修での伝え方研修の前にやること
会社のアカウントでだけ使うログイン画面を見比べてもらう配布するアカウントの一覧を確かめる
使う前に共有設定を点検する「見える範囲は自分の権限と同じ」と伝える全員に見えている資料を洗い出し、設定を直す

点検の順番は、研修より前です。共有設定を直さないまま研修を開くと、受講者が練習で質問した答えに、見せたくない資料が出るおそれがあります。

研修の進め方

決めごとを教える部分は、次の順番で進めます。Copilot の使い方そのものを教える手順は、Copilot(Microsoft 365)研修を準備から定着まで進める順序(新しいタブで開きます)に書いています。この記事で説明するのは、その中の「決めごと」の部分だけです。

  1. 会社のアカウントで入る画面を見せる
  2. 個人のアカウントとの違いを、画面で比べる
  3. 「個人のアカウントには会社の情報を入れない」と1文で伝える
  4. 「Copilot が見える範囲は、自分の権限と同じ」と伝える
  5. 受講者に、自分が開ける資料の置き場所を1つ開いてもらう
  6. 迷ったときに聞く相手の名前と連絡先を伝える

5番は、自分の権限で何が見えるかを実感してもらうための手順です。見えすぎている資料があれば、その場で報告してもらい、会社の側で設定を直します。

決めごとを足したくなったとき

2つを覚えてもらったあとで、足したい決めごとが出てきます。たとえば、Copilot の答えをそのまま社外に出さない、といったものです。

足すときは、1回の研修で1つまでにします。一度に増やすと、最初の2つまで忘れられてしまうからです。足す順番は、実際に困った場面が出たものからです。

情報の区分や連絡先まで含めた教え方は、情報漏えいを防ぐ生成AI研修は、区分と設定と連絡先を教える(新しいタブで開きます)にまとめています。

弊社の研修での扱い

弊社の法人向け研修 Qu には、社員全員を対象にした1回3時間のワークショップがあります。参考価格は税抜30万円からです。決めごとの説明は、その最初に置きます。

共有設定の点検は、研修とは別の作業です。研修の日程が決まったら、先に点検の担当者と日にちを決めておくと、当日に慌てずに済みます。まずは無料の実演デモから見ていただくこともできます。

まとめ

Copilot を使うときの決めごとは、会社のアカウントでだけ使うことと、使う前に共有設定を点検することの2つです。研修では、前者を画面で見比べて教えます。後者は、受講者に守らせるものではなく、会社が研修の前に直すものです。この順番を決めておくと、研修の当日に決めごとが機能します。