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AIに仕事を頼む3つの形は、仕事を1つ選んで当てはめて教える

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研修で「AIに仕事を頼む」と教えると、頼む相手はAIだけだと受け取られがちです。ところが実際には、AIで仕事を進める形がいくつかあります。この記事は、その形を研修でどう教えるかに答えます。

AIに仕事を頼む形は、完成品を買う形、専門の技術者と一緒に作る形、自社の技術者で作る形の3つに分けて教えます。そして、参加者に自分の仕事がどれに当てはまるかを考えさせます。形によって、仕事の終わりまで面倒を見る人が変わるからです。2026年10月時点の弊社の整理です。

形を分けて教える理由

研修を受けた人は、すぐにAIの画面を開いて試したくなるものです。しかし、仕事の種類によっては、自分で試すより完成品を買うほうが早く終わります。形を知らないまま始めると、作らなくてよいものを作ってしまいます。

ある記事では、AIによる業務の提供を、この3つの形に整理していました。研修では、この整理を借りて、仕事を頼む前の選び方として見せます。操作の説明より前に置くと、そのあとの学びがぶれません。

3つの形の違い

形誰が作るか研修で伝えること
完成品を買う売る会社が作って届ける届くものが自社の仕事に合うかを確かめる
専門の技術者と一緒に作る自社と外部の技術者が組む自社の側が決めることを用意する
自社の技術者で作る自社の技術者作ったあとも直し続ける人を決める

3つのうち、どれが上という話ではありません。仕事の中身と、自社に技術者が何人いるかで合う形が変わります。この点は、必ず口で言って伝えることです。技術者が少ない会社が、自社で作る形を選ぶと、作る前に人が足りなくなります。反対に、技術者が十分にいる会社が、何でも買うと、自社で直せない部分が増えます。どちらも、形の選び方を先に話しておけば避けられる失敗です。

教える順序

はじめに、自分の部署の仕事を1つ選んで紙に書かせ、その仕事の終わりの姿を1文で書かせます。次に、3つの形を表で見せ、どれに近いかを選んでもらいます。そのあと、選んだ理由を隣の人に説明させ、最後に、選んだ形で直し続ける人は誰かを書いてもらって終わりです。

理由の説明が大切です。たとえば、経理のように多くの会社に共通する仕事は、完成品を買う形に向きます。反対に、自社の商品や取引先に深く結びつく仕事は、作る形を考える対象です。この見分け方も、例として黒板に書いておきます。口に出すと、自分が理由を決めていないことに気づきます。最後の問いは、作ったあとの世話を誰がするかを考える練習です。ここまで書けた人は、頼む前に決めることを自分で挙げられます。

弊社の研修での扱い

弊社の法人向け研修には、5名までを専属の講師が1対1で教える2か月の短期集中研修があるほか、同じ形の研修に弊社が開発を加える4か月のプランもあります。開発の部分は研修ではないので、この2つの違いは、参加者にそのまま伝えています。

つまり、研修を受ける形と、技術者と一緒に作る形を、同じ場で並べて説明できます。ここは押しつけるつもりはなく、自社に合う形を考えるための材料として使っていただけます。

決める前に話し合う点

形を選んだあと、そのまま進める前に、会社として話し合っておくことがあります。

作る形を選ぶなら、費用がいくらまでなら続けるかを、先に話し合います。費用の数え方は、AIを自社で作るかは3つの費用を数えて決める(新しいタブで開きます)が参考になります。

また、できたものを公開する前に、誰が承認するかも決めます。確かめる人と場所の決め方は、任せる範囲を広げる前に確かめる人と場所を決める(新しいタブで開きます)にまとめています。上限や承認者は、会社ごとに答えが違うものです。その違いをそろえるために、話し合いの場を持ちます。研修で正解を教えるのではなく、決める場を作るのが研修の役目です。

明日できる一手

明日は、研修の参加者の1人に、いま困っている仕事を1つ書いてもらってください。そのうえで、3つの形のどれで進めたいか、理由を1文で聞きます。理由が言えない仕事は、まだ形を選ぶ段階にありません。まず終わりの姿を決めるところに戻します。

形によって、確かめる人も、直し続ける人も変わります。それを研修の最初に決めておくと、あとで「誰が見るのか」で止まる場面が減ります。これが、形を研修で教える理由です。参加者が自分の言葉で理由を言えるようになれば、研修は終わりです。